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待機児童問題についての考察。

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まず最初に断っておきますが、いわゆる待機児童について擁護する立場の人は見ないことをオススメします!
待機児童について問題となってから久しいですが、たぶん多くの都市部以外の人が抱いているであろう疑問を含めて綴ってみます。

マスコミはあまり言わないけど、根本的な議論を忘れているのではないだろうか。
それは待機児童側に問題が無いのかということ。
現在の風潮は「待機児童が可愛そう!」とか「行政は対応を!」という議論が中心にありますが、その前に考えることがあるのではないでしょうか。
※内容はあくまで筆者の主観です。

まず最も大きな要因として、待機児童になる場所にわざわざ自ら飛び込んで行ったのではないか、という疑問。
誰もが知っている事実として、現在の日本は少子化しています。
では少子化しているのに保育所の数が足りないのは何故でしょうか。
答えは簡単で需要と供給のバランスが釣り合っていないからです。
保育所という供給が一定の場所に、児童という需要が過多になっているのです。
そんなこと誰でも知ってるよ!って思われるかもしれませんが、ではなぜ今まで問題にならなかったのかというと、それはバランスに問題が無かったからです。
昨今では小学校などの統廃合が増えていますが、それは需要が減ったので供給も減らしたのです。
需給のバランスを崩したのは保育所でも行政でもありません、待機児童側です。
※もちろん子供に責任はありません。

明らかに都市部でこの問題が多いと思うけど、都市部に人が集中すればこうなることは明白ではないだろうか。
原因は会社が都市部に集中していることを始めとして、今まで人口が多くなかったところに短期間で集中したからでしょう。
自分達で待機児童を作って、それを保育所や行政に対応を求めるのは責任転嫁というものです。
例外として、もともとその土地に何十年も暮らしていた人は被害者でしょう。
また、都市開発で流入してきた人は行政に責任を問う権利があるでしょう。←しかしこれはまず有り得ないと思います。行政の都市計画には人口試算も含まれているので。

他に考えられることは、働く女性が増えたり家庭環境で子供を預ける機会が増えたから??
確かに多いとは思うけど、それって小学校の統廃合とか少子化とかそれをはるかに上回る程に劇的なものなのかな~?
保育所では人数の増減に耐えるのが難しいのは知ってるけど、今までは少子化だったから保育所の数や保育士を減らしてきたけど、政府の方針も相まって出産が増えたから保育所が足りない!ってこと~??
その論理なら分かるけど、それって何十年か先だと思うんだよな~。。

推測だけど、日本全体で見れば保育所の方が多いと思う。具体的には総保育所で受け入れることが出来る子供の数。
子供が集まらないから保育所が閉鎖したところも多いと思うので今現在はどうか分からないけど、少なくとも待機児童が問題になる前までは均衡が取れていたでしょう。

最近のあまり良くない流れだけど、人を責める前にまず自分に問題が無いかを考える方が先だと思うんだ。
人のせいにするのは思考停止だと思うし、建設的じゃない方が多いと思う。
待機児童について問題提起している人たちは現実的に考えてほしい。
もし待機児童に合わせて保育所を増やしたとして、今の日本は少子化が進んでるわけです。そして今後さらに少子化が進む可能性だって高い。あるいは人口流入によって増えた子供の数が落ち着いたら?
人口流入は短期間に集中する可能性はあるけど、子供はそんな頻繁に産まないでしょ。
都市部集中が比較的短期間に起きたものだとしたら、子供の数は減ると考えるのが道理だと思われる。
つまり子供の数が今後維持出来ない場合、保育所は運営していけないわけですね。
それに伴って保育士は失業することになるし、その為に税金を投入しろって言ってるのと同じだと思う。
増税のいい口実の一つになっていることも忘れないでほしい。
将来的に子供の数が維持出来ない場合、この問題は一過性のものに過ぎないのではないだろうか。
介護職の需要が多いこととは全然違うわけですよ。

ということで、何十年もその土地に住んでいた人以外は自己責任でしょ!って思うのです。
多額の税金も投入されているわけだし、普通なら子供を産む前に保育所とか小学校とか周辺の情報って調べるでしょ。
子供が増えると容易に予測出来る場所で、保育所に入れる段階で騒ぐのはナンセンスかなと思います。
それでもこの内容だと建設的では無いと思うので、現在起こっていることは仕方ないとして筆者が思う対策としては、

  • 現在使っていない、あるいは使用頻度の少ない施設を利用し、臨時の保育施設を作る。
  • その保育施設の運営元は行政にして、サービスは”預かること”を目的とする。
  • 一時的に保育士ではない准保育士のような制度を新設し、保育士の指揮監督下でのみ業務を行えることにする。これは現在議論されているようですが、政府の指針である”女性の活用”とも符合するのではないだろうか。
  • 保育士が足りなくなると思うので、保育所には資格を持った保育士を中心にして他は余裕のある主婦や高齢者などを雇用する。←准保育士制度が比較的簡単な試験なら問題ないけど、難しくするならそれとは分けて考えないと問題が先延ばしになるだけだと思うので。

とりあえず思いつくのはこんなものかな~。
保育所だけではなく、それ以外で子供を預けられる場所を増やそうって議論も活発だけど、焼け石に水な気がする。
まず一度、待機児童を無くせる施設を作った方がいいと思う。新築ではなく。
そんな長引く問題じゃないと思うし、恒久的な解決方法を探して議論してるからいつまでも終わらないのではないだろうか。
少子化の中で増設とか愚行としか思えないし、暫定的な解決を図るのが最良ではなかろうか。

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