1年程前から既に発表されてはいましたが、遂に5月からイー・モバイル(現ワイモバイル)の帯域制限が変更されることになりました。
詳細な内容は当該サイトを見て頂くとして、大きな変化としては、月の制限が加わったことです。
数年前までは月の制限は無く、当日の21時~翌2時までという制限でしたが、ソフトバンクの回線を使用するようになってから月の制限が加わる様になりました。
ちなみに月の制限とは、1ヶ月の間に10GB以上(機種により差があり)を使用した場合、制限がかかるというものです。
4月にイー・モバイルに問い合わせたところ、以下のようなことが分かりました。
- 以前はGL07S(デザリング対応スマートフォン)で、制限がかかった後も追加料金を支払えば月の制限を解除することが出来たが、現在は廃止されており、2GBごとに追加料金を支払う必要がある。←とイー・モバイルには言われたが、商品紹介ページを見ると2500円で月の制限が解除出来ると書いてあるので、誤情報か若しくは今後そうなる予定なのかな?・・・
- GL06P(データ通信端末)は帯域制限が最も緩かった(日の制限のみ)が、5月から月の制限も加わり、さらにこれを解除する方法が無い!→つまり月10GBを超えた場合は、低速回線で翌月まで我慢してね!ということ。
さらにイー・モバイルに依ると、今後も制限解除の仕組みを作る予定は無いとのこと。
筆者はGL06Pを使用しており、昨年の夏ごろに購入した時には既に制限がかかることは分かっていましたが、その時にはGL07Sで月の制限が解除出来たので、GL06Pも月の制限を解除する方法が加わるのではないかと思っていましたが、何も変わらず。(去年夏頃にイー・モバイルに訊いたら、制限の解除方法などの詳細はまだ決まっていないとのことだったので、制限解除が追加されるものと思っていました。)
はっきり言って、イー・モバイルの経営戦略は愚行としか思えない。
現在の制限内容では、携帯キャリア大手3社とほとんど同じだし、まともに勝負して勝てると思っているのであろうか。
ソフトバンクの回線を使用している端末ならまだ分かるのですが、イー・モバイル回線で月の制限をかけるメリットが無いと思う。
というのもイー・モバイルを選ぶ唯一の利点が、帯域制限が緩いこと。
特に良い機種があるわけでもないし、通信環境も特筆すべきことはない。
現状でイー・モバイルを選ぶ理由がどこにあるのだろうか。
月の制限をかけるくらいなら、制限をかけなくても良い環境を構築することに専念した方が、余程利益になるのではないのかと思う。
WiMAXではエリア内で圏外になることも頻繁にあるし、速度制限のないデータ通信端末ではイー・モバイルが一強だった印象があるので、今回の変更はただの改悪でしかない。
ちなみにイー・モバイルカスタマーセンターには「月の制限を解除出来るようにしないと競争力を失いますよ」とは言っておいた(笑)
イー・モバイルには現実を見た戦略を立ててもらいたいものである。