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もっと円高になった方が多くの日本人は幸せなのではないだろうか。

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少し前にドル円は70円台になり、その頃に政府があからさまに円安誘導をするようになりました。
円高時は輸入食品やガソリンの価格がある程度下がり、恩恵を受けた人も多いことでしょう。
ではなぜ政府は円安に誘導しようとしたのか。
それは日本の輸出産業を助けるためです。厳密に言えば経団連を始めとした、自動車など輸出で今まで儲けていた大企業、といったところでしょう。
円高になったおかげで輸出産業は打撃を受けて、それを日本に入ってくるお金が減るとか理由を付けて円安誘導を政府に働きかけたのです。

ちなみに政府は円安誘導を公言していましたが諸外国は冷ややかに見ていて、自国通貨の価値誘導は否定的に見られています。
また70円台でも円高では無い、という見方も多くみられます。

現在は以前に比べれば円安ですが、果たして多くの一般市民に恩恵はあったのでしょうか。
はっきり言ってほとんどありません。
というのも輸出産業が日本経済を支えていた時期などとうに終わり、現在の日本は輸入大国となっています。
燃料のほとんどは輸入し、原材料も輸入してそれを輸出するというのが現在の主な形になっています。
また、食料自給率で日本が低いと云われていますが、例えば家畜の飼料も輸入していてその分も計算に入れているから低く見積もられています。
つまり現在の日本は輸入に頼っています。
輸入に頼っている国で円安にしようというのは、輸入品を買うのにより多くのお金を払うということ。
それが今の燃料費値上げ、食品値上げ、日用品の値上げなどあらゆるものの値上げに繋がっているのです。※もちろんもともとの原材料費の値上げと相まっています。

円安を誘導した理由は容易に推測できて、要望した大企業は自分達の給与が減るのが嫌だから。政府はそこと金銭面や票での癒着があるからです。
つまり一般市民のことなどどうでもよく、自分達の既得権益のために円安誘導したのです。もちろん表向きにはもっともらしい口実を付けていましたが。
今の日本の状況では、70円台の方が圧倒的に国民は幸せです。
というより、大企業の利益のために一般市民を犠牲にするという考えが理解出来ません。
もちろん貿易赤字の問題がありますが、円安にして輸出が少し上がっても大して変わらなかったではありませんか。それを上回る程の輸入が今の日本を支えているのです。

筆者はもっと円高にすべきだと思います。
というより、円の対外的価値は国家の価値とほぼ同義なので、円が評価されているのは良いことではないでしょうか。
それをわざわざ円の価値を下げるなど理解に苦しみます。
もちろんプラザ合意の例などありますが、今の輸入大国日本では比較も難しいでしょう。
以前とは異なり、今の輸出企業はその多くが日本で売れなくなったから他国相手に商売をしているに過ぎません。
なぜ日本で売れなくなったかといえば、消費税増税をはじめとして官僚や政治家が自己の利益のためにデフレにしたからでしょう!
国民は愚かな政治家に振り回されているだけです。
輸出で儲けようという時代は終わりました。
経済政策は政治家や官僚ではなく、経済の専門家がしてほしいものです。

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