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衆議院解散・総選挙は誰のためか

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衆議院が解散され12月14日に総選挙が決まりました。
果たしてこの選挙には意味があるのでしょうか。
なお、選挙の目的は”アベノミクスの信を問うため”とされています。

自分達の生活が第一

憶測は幾つかありますが、今回の選挙ではこの時期よりも遅れると自民党が負ける恐れがあるためにこの時期にしたとの説もあります。
国会議員は落選すれば無職になるので、勝つことに必死なのでしょう。
もちろんそこに国民の意思など介在しません。
以前、民主党だったと思いますが”国民の生活が第一”と公約を掲げていたのを思い出しましたが、今回も同じく”自分達の生活が第一”と思わざるを得ないでしょう。

600億や700億とも云われる選挙費用(国民の血税)の無駄遣い

消費税を増税しておいて、この無駄遣いを誰が納得するのでしょうか。
被災地でのインタビューがテレビで流れていましたが、ほとんどが「選挙にお金を使うなら復興に回してほしい」と被災者は語っていました。
全くその通りでしょう。
しかしながら現状として、復興費用は確保されているが人手が足りずに復興が進まないという面もあります。
これはオリンピックを日本で開催するお陰で、元々の人手不足の上に労働者が流れているからです。
筆者は少なくとも復興や景気が回復するまでの間は日本でオリンピックはすべきでないと考えています。
人件費は開催地である都市部の方が当然高いので、給与が高い方に人が流れるのは分かり切っていたことです。
政府は復興を遅らせることに邁進しているのです。
被災者などどうでもいいのです。

アベノミクスなどそもそも存在しない

今回の選挙はアベノミクスの評価について触れていますが、アベノミクスとはそもそも株価を上げて見せかけの景気回復をする、というのが主たる目的と言えるでしょう。
というのも、外国の投機筋は既に手を引いています。
アベノミクスの中身が無いことを知っていて、株で儲けるために”利用された”だけです。
株価が上がったところで一般国民の生活には大した影響はありませんが、それを”景気が回復している”と思い込んでいるのが自民党なのです。

大義は必要ない

マスコミではよく”選挙の大義”について言及していますが、筆者の考えでは大義は必要ないと思います。
あるコメンテーターが「選挙はしたい時にすればいい、憲法で認められているのだから」と言っていましたが、これは正しいと思います。
しかしながら、消費税増税や円安で国民が困窮しているこの時期に、盛大な無駄遣いをする必要があるかと言えば、ほとんどの国民は不要と考えているでしょう。
この選挙で日本の景気や財政状態、その他国政が良くなるならいいのです。
自民党がまた政権を握れば何も変わらないでしょう。
大企業が儲かってることを”日本全体の景気が上向いてきている”と勘違いしているくらいですから、もはやどうしようもありません。
選挙の大義は必要ないと思いますが、民主国家である以上は”国民が選挙を望む大義”は必要ではないかと思います。

自民党が政権を握るからこうなる

現在の深刻なデフレを招いたのは、自民党が消費税を3%から5%に上げたことが起因しています。
それでも自民党に期待しますか?
前回の参議院選挙では民主党政権があまりにもひどかったので、自民党が勝ちましたが恐らく理由は次の通りでしょう。
・他に目ぼしい政党が無かったので仕方なく
・財界や官僚は癒着があって都合が良いので、組織票が取れた
これが主な理由ではないでしょうか。
この疲弊した日本経済を作ってきたのは自民党を始めとした政治家の責任が大きいでしょう。
高度経済成長までは良かったかもしれません。
国民が戦後復興のために頑張り、私利私欲で動く公務員(政治家含む)も少なかった。
そんなことをしていれば日本が崩壊する危機感があったのでしょう。
しかし今では自分達の利益を最優先に考え、そのために国政を行っています。
はっきり言って自民党がまた政権を取れば日本はよりデフレが進行し、下層が大幅に増えるでしょう。
でも政治家はそんなことどうでもいいんです。
何故なら自分達は十分な資産があるから。※主に政権
日本の政治家を見ていて非常に不快なのが、金持ちが政治をしているという点です。
ほとんどの国民は中層より下ですから、その人たちの気持ちや生活を元々の金持ちが理解して政治をするなどそもそも無理があるのです。

国の代表である(公僕の最たるもの)国会議員が私利私欲で政治をしているのに、国民がまともに生活をするなど馬鹿らしくてやってられないと思います。
多くの人が感じる”日本全体が歪んでいる”感覚を率先して作っているのが政治家であると言っても過言ではないでしょう。
※この点について「民主政治なら国会議員と国民のレベルは一緒」という指摘もあるかと思いますが、筆者は懐疑的なので別の記事で綴ります。

今回の選挙はある意味ではチャンスかもしれません。
このまま腐敗政治を繰り返すか、国民が納得のいく政治になるか。
自民党議員も党利党略では無く、国民の真の幸福を願うなら別の政党に政権を握らせるべきではないでしょうか。

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