今更ながら、かの有名なフロッシュを使ってみました。
使用したのは食器用洗剤フロッシュのオレンジです。
現在ではスーパーなどで手軽に購入出来る商品で、筆者は数年前から気になっていたのですが店頭で少し見ただけでは高い気がして、試せずにいました。
しかしこの度、使用する機会があったのでそのレビューをしたいと思います。
まず前提条件として、筆者はかなりの面倒くさがりですので、それを踏まえた上でご覧になってください!
汚れ落ちは良い。
というより極端に汚れ落ちが悪いということは無い、という方が正確かもしれません。
筆者宅ではそこまでひどい汚れの洗い物が出ないので、通常の汚れなら問題無く落ちると思います。
ただネットでの書き込みを見ると油汚れがほとんど落ちない、という意見もありますので、程度問題なのかと。
油汚れがよく落ちるということは、手荒れしやすいということと表裏一体だと思うので、どちらを優先するかは難しいところです。
薄める必要がある。
のですが、そんな面倒なことはしてられません!
どうも一般的な使用方法として、泡で出る容器に薄めて入れたうえで使用することが望ましいようなのですが、汚れが落ちなければ多く使用するわけだし、その都度希釈したりするのは非常に面倒。
ということでスポンジに直接付けて、手で揉んで泡立ててから使用しています。※公式では原液での使用を勧めています。
恐らく市販されている食器用洗剤ではこの使用方法が通常だと思います。
ちなみにフロッシュの場合は1滴で十分です。
ただ注意点なのですが、普通なら汚れが落ちないと継ぎ足しをすると思いますが、フロッシュの場合は継ぎ足すと手荒れがかなり増します(笑)。
筆者の経験上、キュキュットとかを使用していた際は量を増やしたからといって、極端に手荒れがひどくなるという認識は無かったのですが、フロッシュの場合は相関関係が見られました。
なので、汚れが多い状況でこの使用方法だと手荒れがひどくなる危険性があるかと思います。
匂いは?
残念ながら”洗剤”の匂いです。
この商品の特徴として自然派が挙げれられるかと思いますが、香りは食器用合成洗剤と遜色なく人工的な香りです(笑)。
天然のオレンジオイルの爽やかな香りを期待していただけに残念!
たぶん日本人の感覚に合わない。
恐らく日本の一般的な家庭では、汚れが強くなってきたら洗剤を増やすと思います。
が、フロッシュの場合は量を増やすと泡切れが尋常じゃなく悪くなります。
食器は表面が平らなのでそこまで残らないのですが、台所用布巾の泡残りがかなりひどく、5回絞ってもまだ残っていました。
この商品もあくまで界面活性剤が含まれていますので、石鹸と比較すると泡切れの悪さが目立ちます。
本場のドイツでは溜め洗いをするようなのですが、たぶん日本では無理だろうな~と思います。
シンクに水を毎回溜めるのは無駄だと思うし、何より冬場はそんなことしてたら燃料費が事件になります。
総評。
リピートはなし!
泡立ちは問題ありません。量に対して価格も安いと思います。
しかし!しいてこれを選ぶ理由が無い(笑)。
もし自然派にしたいなら固形石鹸を使った方が、総合的に見て間違いなく良いと思う。
たぶんこの記事を見て「希釈してからなら素晴らしい商品だから!」って意見がありそうですが、それでも汚れが落ちる為には量が必要なのは確かだし、量を増やす→汚れは落ちる→泡切れが悪くなる→無駄が多い、のではないかと思う訳です。
少量で十分に汚れが落ちるというわけでは無いので、結果として日本製の合成洗剤と大して変わらないかな~って思いました。
フロッシュ